今回のテーマ、制作のこと

いつも制作ではちょっとした違和感を大事にしているのですが、今回2025夏に制作したものは、思いっきり西洋寄りにしています。笑

★2025 summer とは
コレクションというよりかは、2025夏に作りました!という意味でつかってます...!笑

★ビーズ刺繍は前回2024デザフェス60後から手を出しました。手を出す前はビーズで何かの絵柄を描くのも可愛いし、色んなビーズの色んな輝きを一度に見ることが出来るので凄く豪華で素敵だと思っていました。ただ、もっとシンプルにお気に入りの色で固めたものが私はすきかもな~とふんわり思いました。

そもそも私は「おでんを3コまでしか選べないよ」と言われたら「厚揚げを3コ!」取るタイプの人間なんですよね。(厚揚げ大好き)

前回の時から手芸屋さんに行くとビーズコーナーに吸い寄せられちゃって見に行っては好みのビーズがあれば購入していたのですが、家でぼんやり「ビーズ、きれいだな~」と思って見ているうちに「この形って、ピクセルアートの1マスだし、クロスステッチもそれだよな~!!」と思って、今回の制作はこんな流れではじまりました。かなり勢いです。

ただ、ピクセルアートのようにマスの大きさは変更できないし、クロスステッチも布によってマスの大小が選択できるので、販売するにあたって、図案はすべてオリジナルで考案しました。(ビーズの良さを限られた大きさで上手く取り入れるには考案するしかなかった。)

★がま口の発祥はフランスだと言われていて、ベロア生地は元を辿るとベルベットが発展したものだそうです。
ちなみにビーズ刺繍は最も古いものがエジプトの時代からあったそうです。(約10万年前だとか!?)

そのときからビーズってあったんだな~...すごいな~...と思いながら刺繍してました。きれいな物があったら穴をあけようって思ったのかな?なんで穴を開けようと思ったんだろう
なんで紐を細くして糸にして布に縫おうとおもったんだろう
なんて考えちゃいます。

いつも制作をしているときは西洋絵画を思い浮かべながら制作しているんです。西洋絵画を美術館でみたとき、絵の人物の肌が光輝いていて感動しました。
暗い中でも色をしっかりと表現しているところなども好きです。
美術館、1人でいくと4時間くらい滞在しているかもしれません。

西洋の文化がとても好きなのでこれからも西洋の方によっていくんだろうなと思ってます。

でも最近、かなり外国の方が増えましたよね
外国の文化だけでなく、外国人が増えたからこそ日本の文化を大事にするべきだと思っているんです。

なにか出来ないかな~と日々悩みながら制作にとりくんでます。

がま口に盆栽の絵があったとしても、日本人受けではなく外国人受けになってしまうのかな~とか、日本人受けを大事にするのが日本の文化を大事にする事になるのか?とか、でも日本人にも外国人にも、それいいね!といわれて、興味を持ってもらわないと、私一人が日本の文化を大事にしようと思っていてもだめだと思うんですよね。

英語のスペルが並ぶのはやっぱり高級感があってすごく可愛いし、手軽にきどれるし、それをローマ字で書いたらきっと日本人しかわからないだろうけど、日本語が活きるフォントとかもあるはずで、英文を読めたらカッコいいから英語を勉強しようと思ったように、逆の事が起きるにはどうしたらいいのかな?なんてことを考えてたりしてます。

違和感でいえば、違和感を取り入れたものはマグネットのみ。ピーマンの種を取るとき、私はまずヘタと一緒に切るんですよね。そうしてヘタの下を軽く押すと簡単に取れる!という。その部分、簡単でかわいくて、これ、マグネットにあったらいいなって思ったので作りました。